行政書士試験一般知識(メガバンク口座維持手数料検討)。
2018-01-24
おはようございます、行政書士の石井です。
本日は「行政書士試験一般知識(メガバンク口座維持手数料検討)」についてお話します。
マイナス金利の影響もあり、メガバンクで口座維持手数料への検討が進んでいるようですね。
簡単にいうと、今までは銀行が日銀にお金を預けると、銀行が金利を得られるという仕組みになっていました。
ただ、このやり方だと銀行はリスクのある顧客にお金を貸し出すよりも、安全な日銀にお金を預けようとするので、世の中にお金が回りにくかったんですよね。
そこで日銀は、銀行に払う金利を徐々に下げて、ついには金利をマイナスにしてしまいました。
つまり、金利がマイナスになったため、銀行が日銀にお金を預けると、今度は逆に銀行が金利を払わなくてはならなくなってしまった、ということです。
こうすることで、銀行に対して、もっと民間へ貸し出しをしてください、と促したわけです。
でも、銀行も、そんなに急に貸出先を増やせませんし、無理に貸して、倒産されたら元も子もありません。
結果として、銀行は日銀から得られる金利がなくなってしまったため、新たな収益先を探そうとなりました。
そこで持ち上がっているのが「銀行口座に手数料をかける」というものです。
おそらく、残高がいくら未満の人は、年間、いくらか手数料を払わなくてはならない、といった仕組みになるのだと思います。
そうなると、今後はますますタンス預金が増えてしまうかもしれません。
あとは、複数口座を持っている人は、メガバンクの数を絞って、資金をひとつの口座に集中させたり、他にはネット銀行など口座維持手数料がかからない銀行に資金を移す動きが加速することが予想されます。
これを受けて今後、日銀の金融政策がどうなるのか注目されます。
特に現日銀総裁の黒田さんは、今年の4月で任期満了ですので、次期総裁が誰になるのか注目です。
安倍さんは引き続き、黒田さんに次期総裁をお願いすると予想されていますが、もし、黒田さんが辞退したり、安倍さんが違う方を指名したときは、日銀の金融政策が大きく転換されるかもしれません。
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