行政書士は稼げるのか?
こんにちは。
行政書士の坂庭です。
受験生から、「行政書士って、稼げるんですか?」
というご質問をいただきます。
もちろん、「稼げるか、どうか」は重要なポイントでしょう。
でも、稼げるからといって、興味も関心も無い
仕事ってできますか?
私は無理ですね。
「稼げるか、どうか」も重要ですが、それ以上に、
「その仕事をしたいか、どうか」だと私は思っています。
と言ったところで、キレイごとにしか
聞こえないでしょうから。
実際にいただいたご質問とあわせて、
私からの回答をご紹介します↓
—
Mさん
こんにちは。
行政書士の坂庭です。
熱心なご相談、誠にありがとうございます。
>【受験回数】: 今年が初めて
今年が初めて、ということですね。
>【ご意見・ご感想・ご質問】:
>Mと申します。
>縁あって、先生のページにたどり着きました。
>以下長文の質問どうぞお許しください。
拝見しました。
回答に必要な個所だけ引用させて
いただきます。
>しかしいかんせん勤務しながらのため、そばに先生がいて、
>最短の道を教えてくれるわけではありません。
>(最近の学習教材は良書が多いと思いますが)
そうですね。
お仕事の都合やご家庭の事情で、
スクールなどに通える方ばかりでは
ありませんからね。
>サイトを拝読しましたところ、生活パターンによって
>勉強方法を変える必要があるとのことでしたので、ぜ
>ひアドバイスをいただき、もちろんお金はかかりますが、自分のこ
>れからを今の境遇から逃げることなくできれば、とても有効な投資
>だろうと思い、意を決してメールを差し上げた次第です。
厳密にいうと「生活パターンによって勉強方法を
変える」のではなく、
「生活パターンに応じた、勉強スタイルを
確立する必要がある」ということになります。
効率の良い勉強法は、変わりませんので
誤解のないようにお願いします。
その一方、
一口に、
・専業主婦
・サラリーマン
・学生
といっても、お子さんの年齢や、
残業の有無、バイトの有無によって、
一日に使える時間も違えば、使える時間帯も
違ってきます。
また、予算や、生活サイクル、ご本人の希望、
向き不向きによって、
・通信
・通学
・独学
などの勉強形態も異なってきます。
そこで、効率の良い勉強そのものは
変わりませんが、予算や、各自の生活パターンに応じて、
こちらで、最適な勉強スタイルをご提案しますよ、
というものです。
>そこでお伺いしたいのは、
>1)普段の生活パターンにあった勉強法について
>どの程度アドバイスをいただけるか
マニュアルご購入後、専用フォームにて
オリジナル勉強法といって、下記の内容をお聞きし、
個別のアドバイスをしています。
・年齢
・職業
・お住まいの都道府県、市区町村
・起床時間
・就寝時間
・通勤時間(通学時間)
・通勤方法(通学方法
・会社の勤務時間
・受験回数
・上記で1回目以上の方は、前回受験時の得点を法令科目の択一式、記述式、一般知識
・受験予定年度
・家族構成
・休日の過ごし方
・資格スクールや通信を受けている場合にはその内容、受けていない場合には、検討している勉強形態
・現在の勉強時間
・現在、勉強している具体的な時間帯
・その他、詳細
などをお聞きしています。
当然、詳しくご記入いただければ、それだけ、
詳しくアドバイスが出来ます。
>2)合格した後外国人業務の拡大可能性
>(必要ならば需要のあるところに引っ越そうと考えています)は
>どの程度なのか。を是非購入前にお伺いしたく存じます。
>貴重な時間をいただきありがとうございます。
>ご返事をお待ちしております。
>
まず、「拡大可能性」というのは、一概には
言えません。
というのも、法改正によって、拡大することもあれば、
縮小することもあります。
極端な話、法律1つで儲かったり、潰れたりしますからね。
それに、拡大する可能性がある魅力的な業務であれば、
当然、同業者が多数参入してきますから。
そのため、「拡大可能性=稼げる」と思わない方が
良いでしょう。
それよりも、「ニーズがあるニッチな業務」を
自力で開拓するスキルを磨く必要があります。
また、「引っ越す」とのことですが、正直、
現実的とは思えません。
稼げる業務を見つけて参入しても稼げなかったり、
稼げなくなったら、また、別の業務のために、
引っ越しますか?
今は、ITの時代です。
どこにいても、日本国内はもちろん、海外にいる
見込み客にもアプローチできます。
むしろ、
「どうしたら、この業務をネットだけで完結できるか?」に
全神経を集中した方が良いでしょう。
実際に、私はネットだけで稼いできましたから。
つまり、
◎ニッチな業務を自力で開拓するスキル
◎ネットを活用して集客するスキル
この2つを身につけてしまえば、どこにいても
いくらでも稼げます。
これらのスキルのことをマーケティングといいます。
マーケティングは科学です。
「科学」というのは、誰がやっても、同じ成果が
得られることをいいます。
行政書士の扱える書類の数は数千~1万種類以上とも
言われています。
マーケティングさえ、しっかりと身につけてしまえば、
何をどうやって稼げますのでご安心ください。
それよりも、まずは、資格を取ることです。
一歩踏み出せない受験生に限って、開業後のことを
あれこれと心配し、
結局、
何年も同じ生活を送り、人生を切り開けないまま、
いろいろな資格や仕事に目移りし、フラフラしてしまいます。
そのため、私は基本的には受験生には開業後の
アドバイスはしておりません。
どうか、ご理解ください。
合格後は、開業のアドバイスやマーケティングも
教えています。
合格したら、是非、そちらの情報でスキルを身につけ、
稼いでください。
どうやっても稼げますから。
安心して、今は、勉強に専念し、最短で受かることだけ
考えましょう。
ご相談、ありがとうございました。
坂庭
—
以上です。
あなたも、是非、安心して、今は
勉強に専念してください。
これだけ業務範囲が広ければ、どうやったって
稼げますから。
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