行政書士試験は「過去問で受かる」は嘘。
こんにちは。
行政書士の坂庭です。
今日はよくある「受験地獄に陥るパターン」の解説です。
まずは、先日、いただいたご質問と坂庭からの
回答をご覧ください。
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【マニュアル購入の有無】:
未購入者
【受験回数】: 2回目(平成9年に受験)
【ご意見・ご感想・ご質問】:
いつもメールありがとうございます。
経済的な理由でなかなかマニュアル購入は出来ません。
申し訳ありません。
しかし、今年受験の決意で、勉強始めます。
僕は、色々資格を取得してきて感じるのがやはり
過去問と出題の分析が大事かと思います。
行政書士だと、行政法、民法が大事かと感じています。
ただ、記述式が苦手で悩んでいます。
体験者に聞くと過去問をしっかり理解出来たら合格ラインには届く
とアドバイスされました。
—
Kさん
こんにちは、坂庭です。
ご連絡ありがとうございます。
お察しの通り、民法と行政法は
捨てられないですね。
特に行政法はウェイトが高いので、
ここでつまずくと絶望的です。
いかに、攻略するかがポイントに
なります。
また、確かに分析は大事ですが、
過去問だけでは厳しいですよ。
「合格者」には、何人に聞きましたか?
一人でしたら、おそらく、たまたま、
でしょう。
私たちは2005年から、数千人に指導
しています。
過去問はインプットにすぎませんので、
過去問だけを必死に解いても実力がつかず、
直前期になって愕然とします。
受からない受験生の大半が、
このパターンですね。
また、平成9年と現在では出題傾向も
試験制度も試験委員も難易度も
違うでしょう。
マニュアルを買う買わないは自由ですが、
一人、二人の合格者の情報ではなく、
やはり、受験指導のプロのアドバイスを
受けた方がいいですよ。
頑張ってください。
坂庭
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「過去問」では、受かりません。
なぜなら、過去問は「インプット」にすぎないから、です。
基本書で理解し、過去問で確認する。
これは、「インプット」です。
ところが、「過去問=アウトプット」だと思い、
「過去問が、ほとんど解けるようになった」
「過去問では、ほぼ満点だ」と勘違いして
喜んでいると、直前期になって愕然とします。
なぜなら、予想問題集や模擬試験では、
問題がサッパリ解けないから、です。
「年内から死ぬ気で勉強してきたのに・・・」
「年明けから必死で勉強してきたのに・・・」
「今までの勉強は一体、なんだったんだろう・・・」
直前期になって、そう思っても、もはや、手遅れです。
結果、本試験でもボロボロ。
自己採点では「これまでの勉強のすべてを
否定された感じ」と敗北感を味わい、
悔し涙を今年も流すハメになります。
そんな受験生が、毎年、9割以上います。
「合格率1ケタ」ということは、言い換えると、
「毎年、9割以上の受験生」が不合格、ということですから。
あなたは、「1ケタの合格者」に入り、来年の今頃は、
バッヂを付けて開業していたいですか?
それとも来年の今頃も、市販のテキストを本屋で選んだり、
スクールや通信の資料請求をして、「受験地獄から抜け出せない
9割の受験生」を続けていたいですか?
ちなみに、
>ただ、記述式が苦手で悩んでいます。
という受験生が多いですが。
「記述」をアテにしている間は、合格からは、
ほど遠い、と思ってください。
試験委員は毎年、記述の採点を「調整」しています。
つまり、
択一が難しい年度は記述の採点を甘くし、
択一が易しい年度は記述の採点を厳しく
しています。
そうやって、合格率を毎年、1割前後に
調整しているわけです。
そのため、「自己採点では記述を入れれば、
合格ラインに達する」と思っている受験生は、
不合格になるケースが少なくありません。
だからこそ、私たちは「記述をアテにするな」
「択一だけで合格ラインを突破せよ」と
アドバイスしています。
これは、結果論にすぎませんが、
「択一だけで合格ラインの突破」を目指すことで、
本試験では記述も入れて、200点オーバーの高得点で
余裕の合格、という受験生が続出しています。
◎過去問はインプットにすぎない
◎記述はアテにしない
◎択一だけで合格ラインの突破
これこそが、今年度の合格を掴み取る最大の秘訣です。
択一だけで合格ラインを突破し、200点を超える
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